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愛媛県の山奥で、炭素循環農法を実践中。 畑の様子、出荷品、生産物を利用した料理等を紹介。

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業務用販売が多くなってくると、直販所に出荷していた頃とはだいぶ違う問題がでてきました。
最大の問題は「ありません。」とか「できませんでした」とか言えない事です。

これまでたんじゅん農法をホームページに書かれている通り正確にトレースしてきました。
でも、あと1年もまてません。
この取引先を逃す訳にはいかないのです。
生育のバラつきとか、栄養が足りなかったとか言ってられません。
そこで農法の一部を勝手に変えてしまいます。
掟を破って、一部に補助栄養(米ぬかぼかし)を導入しました。
とは言えたんじゅん農法をあきらめた訳ではありませんので、大きくは踏み外しません。
具体的には

1:高炭素資材を栄養源とする方式は変えない。
2:初期生育が思わしくないものには最小限の米ぬかぼかしを与える。
3:生育がスタートしたらそれ以降は補助栄養は与えない。

とします。

考え方

1:定植直後、まだ株に力がない時に根が届く範囲に適当な栄養源が無い場合。
  成長が止まってしまい、新たに根を伸ばす力もなくやがて枯れてしまう。
  少量の栄養が与えられると根を張り、栄養源(糸状菌)に当たれば以降は自律的に成長する。

2:当地の様に冬の寒さが厳しい場所では冬場は菌が成長せず、栄養が不足する事を防止できない(難しい)。
  したがって、寒くなってしまうと成長できない。
  冬に向かう作では初期生育が遅れると無収穫になってしまう。
  まだ暖かい間にしっかり成長させる事が重要になる。

3:補助栄養は極少量なので窒素が蓄積する事はないと思われる。

当面上記の要領でやってみます。
うまくいけば最大の弱点(転換に時間がかかる事)が克服できるかもしれません。


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掟?
こんにちは。

頑張ってますね♪
たんじゅん農法に掟など存在しませんよ(笑)
一部のストイックな信者が勝手にゴタクを並べ立てて
いるだけの事だし、彼らも当初からは随分変化した
コンセプトになっているような気がします。
日本の気候風土にあってはあくまで発展途上、
試行錯誤して進化の過程とも言えるでしょう。

ぜひ頑張って光を見つけてください♪
こそこそついていきますから(笑)
いよ美月 2011/07/15(Fri)16:47 編集
いよ美月さん、こんばんは
掟などない!っか・・・
見事に切って見せてくれましたね。
迷いもあったのですが、このまま進みます。
日本版たんじゅん農法を探して、新規就農者が1年目から食っていける農法を求めて。
のら 2011/07/15(Fri)21:49 編集
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